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September 28, 2004

初めに……

2002年、突然書くことに目覚め、ミステリーまがいのものを書いています。
2003年の秋、何篇かの小説を新人賞に応募しても箸にも棒にも引っかからず、自分はいったい何のだろうと思いながら、この物語を書き始めました。
才能と言うものが不思議で、それにこだわっていた頃でした。
私が一番辛い時期だったのだと思います.

江戸川乱歩賞で二次予選通過を知ったのはこの文章を書き上げた後、ペンネームを、いたずらで検索したら、出てきました。
そこにあった葛葉真紀子というペンネームと「砂漠の森ー木を植える人」という作品名に息を呑みました。
そのことは少し私の背中を押してくれました。
で、私は書き続けています。

今回、この公開のために、連日、書き直しをしていて、あの頃のことを思い出しました。
今でも、認められたわけではなく私の身には何の変化も無いのですが、この一年で、呑み込んだものはあります。

――それでも、夢は続いている。
それなら、いいんじゃない?

才能が無いなら無いなりに、自分の夢を織ればよい。
それに他人を巻き込もうとするから、書くことが不幸の種になる。

私は独りで出来ることをしよう。
もう、これ以上、他人を、自分をも、犠牲するのはやめよう――

blogと言う手段でこの文章を発表することに決めたのは、そう考えたからです。

この文章を読むのは貴方の勝手。
これを読んで損をしたと思っても、それは貴方の責任。

これは、「ただ、ここに在る文章」です。

ここから何を感じ、何に繋がるかは貴方の物語です。

貴方は貴方の「光溢るる野辺」を見つけられんことをお祈りして……


     2004.9.27  葛葉真紀子

 
                          
すべての文章において、著作権保護のため、二次利用・再配布はお断りいたしておりますので、ご了承ください。

それでは、第1回「迷い猫」から、どうぞ。


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