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2017.06.27

備え

最近、家を建て替えるという話をよく聞く。

老後への備えを考えた時、今の家では身体が不自由になったら住めないという理由で。


夫の両親の場合、義父の方は20年以上も前から脳梗塞で半身が痺れている状態だったのに、家をバリアフリーにするという考えがなかった。

20年後、またもや、脳梗塞に見舞われ、ほぼ寝たきりになった時、夫の父は妻以外の人間からの介護を嫌がった。

一年は義母が介護したものの、ディサービスにも行ってくれない夫に疲れ果て…

一人息子の夫とケアマネジャーがこのままでは共倒れと判断し、入院を機に義父を施設に。


でも、自分がそんなところに入れられたことに、夫の父は怒り狂い、迷惑行為を繰り返し、何度も施設を変えるはめに。

背骨を折って自宅生活が難しくなった義母が別の部屋だけど同じ施設に入ることになって、義父はようやく落ち着いた。

最後は「ここに来れて幸せだ」と漏らすようになり、穏やかに死を迎えることができた。


もし、最初の脳梗塞後の20年の間に、夫の両親が車椅子が使えるようなバリアフリーの家を用意していたら、もっと、長く自宅で暮らせたはず。

最後は施設を頼ることになっても、もっと、幸せな老後を過ごせていたのではと思う。


そんな話をすると、豪邸住まいの友人たちも、今の家よりも小さくなっても良いから、車椅子で動けるような家に建て替えたいと言う。

親たちの介護をした経験から、なるべく長く自宅で自分らしく暮らすために、今から備えるとしたら、それしかないと言うことで…

まあ、どんな豪邸に住んでいても段差ありまくりではねぇ…

それに家を建て替えるって気力・体力・資金力が必要。

年金暮しでヨボヨボになってからではできない。


友人たちとそんな話や、嫁が面倒見るのが当然と思い込んでいる義両親の話をしながら…

あ、でも、こんなことで悩んでいられるのって幸せことだよね。

と言うことに。

ミサイルが落ちてきたり、テロがそこら中で起こっていて街を歩くにもビクビクするような状態だったりしていたら、こんなことで悩むこともできない。

余裕がなければ家を建て替えるなんて話もできないわけだし…

ま、与えられているものに感謝して、できることをするしかないのだけど。





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