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2016.11.09

天野浩教授の講演会へ

ドナルド・トランプ氏が米国大統領に選ばれ、歴史に残る日となった2016・11・9の今日は…

朝のレッスンの後、天野浩名大特別教授の講演会へ

ノーベル物理学賞を受賞された時のエピソード、青色LED、現在の研究などについてのお話を聞いた。


ノーベル賞の受賞発表時、大学に届けずにヨーロッパに向かっていた天野氏…

所在不明状態で大学が本人不在のまま会見をしたという。

で、ノーベル財団からの連絡メールも見落としていて、もう少しで受賞取り消しされるところだったと。

「某歌手」のような度胸がないので、ドキドキだったとか。


研究は好きで骨惜しみはしなかったけど、決して順風満帆だったわけではなく…

大学院在学中、博士号をいただくのに必要な三本の論文のうち、二本しか書けなくてドクターになれなかったこと。

そんな状態でも同時にノーベル物理学賞を受賞した恩師・赤﨑教授が助手として使ってくれたこと。

名城大で青色LEDを作るヒントを与えてくれた助教授に出会えたことなどを淡々と語った天野さん…

ほとんどの研究者が手を引いた青色LEDを諦めなかった理由は…

「未来が見えていたから」

ご自身の中に、今のスマホのあのくっきりした画面が見えていたという。

それを達成したいという思いだけが、天野さんの原動力になっていた。


で、青色LEDの完成後、意気揚々とアメリカの大学に乗り込んだ天野さん…

その目に写ったのは、桁違いの研究費と天才的に優秀な研究者たち。

そこで、またエネルギーを得て、紫外線LEDの開発へ。

紫外線LEDは皮膚病対策として始めた研究だったのが、思いがけず水の殺菌やプリンターインクに役立つことに。

日本にいると水は飲めて当たり前だけど、世界には汚染された水しかない地域が多い。

人類の役に立つ研究となった。

もちろん、青色LEDも省エネなだけでなく、インフラのない地域でもインターネットを使えるようになるという夢の技術…

天野さんは、「モンゴルのゲルから都会に逃げていた若者が帰ってきた」とモンゴルの教育相から感謝されたという。


人の役に立つ仕事の意義を見出した天野さん。

今はパワー半導体作りが目標に。

日本はエネルギー自給率が低い。

青色LEDで電力の省エネはできたので、次はモーターの省エネ…

インバーターに使用するシリコンパワー半導体を開発しているという。

これが出来れば、日本全体で9.8%の省電力化が可能らしい。


とは言っても、今の天野さんは研究者としては一歩引き、研究者たちのマネージャー、教授として若手を育てておられるそうで。

それは、どんなに意欲があっても、人体の老いにより見出せない波長が有ったりすることと関係あるのかも…

赤﨑教授は初めての青色LEDの光を見ることができなかったらしいから。


なかなかノーベル賞受賞者のお話を聞く機会はないので、今日は申し込んで、ホント、よかった。

イメージがはっきり見えているというのが、大事よね、何事も…





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