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2016.07.27

無惨な…

朝から大変な事件の報道が…

26歳の元職員の男が真夜中に相模原の障害者福祉施設へ侵入し、入所者を殺傷したという。


男は今年の2月までその施設に勤務していたが、衆議院議長公邸を訪れ、今回の施設も含め…

「2つの園260名を抹殺したあとは自首します。

私の目標は重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です」

という手紙を渡し、警察にマークされていた。

2月の半ばに施設を辞めるきっかけにとなったのも、

「重度の障害者は生きていても仕方ない。安楽死させた方がいい」

と施設関係者に言ったためだった。

その後、医師の診察で大麻の反応が出て、処置入院。

「大麻神経症」「妄想性障害」と診断されたものの、症状が落ち着いたからと3月初めに退院…

今回の犯行に至った。


こうやって書き連ねていくと、どこかで止めることができたのではと思わないでもないけど…


男の心は二つに引き裂かれている。

教師になりたいという思いがあるのに、上半身に大きな刺青を入れている。

そんなことをしたら、教師の道は閉ざされるのに。

そして、平和を口にしながら、殺人を犯す。

障害者がいるからこそ、自分の職業は成り立つというのに、障害者は何の役にも立たないという。

施設での仕事を失った結果、男は収入の道を失った。

で、おそらく、今回の犯行の引き金となったのは、金だろう。


男の両親は男を家に置いて転居している。

母親がご近所トラブルの結果、鬱になったからというけど…

男が家の中で怒鳴っていたという証言もあるらしい。


親がどんなに心を込めて育てても曲がってしまう子供はいる。

宮部みゆきの「名もなき毒」の登場人物のように。



26歳にもなった男の責任は男が取るべきで、親のしつけ云々は言ってもしょうがない。

それでも、男の親は仕事を失い、一生、人の目を恐れて暮らすことになるだろう。

彼の親や社会への復讐は成就したが…

彼はまだ、その復讐の結果を引き受けるのは自分であることに気づいていない。

刺青を入れたときに、それによって願っている職業が選択できなくなると思わなかったように。

大麻を吸った時に神経症になると思わなかったように。

施設を辞めることで食べていけなくなると思わなかったように。


彼のうっかりな人生に付き合わされた施設の皆様はさぞかし無念なことだろうけど…

それでも…

どうか無念な思いに囚われてしまいませんように。

今はもう、自由な魂として、平安のうちにありますように。






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