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2008.03.03

オーラの泉 中村中

「オーラの泉」今回のゲストは歌手の中村中さん。

性同一性障害をカミングアウトしたシンガーソングライター。

去年は紅白歌合戦に紅組で出演した実力派の彼女(彼?)、今日は美輪さんとのお話が楽しみ♪

 

子供の頃、道を歩いていて街灯をよく消していたと言う中村さん。

内に秘めた思いが強い人はそのエネルギーが飛びやすい。

中村さんの場合はそれが電気を消すと言う現象になったらしい。

「それは歌い手に必要なエネルギー」と美輪さん。

それくらいの強さがないと、歌に込めた思いは聴衆に届かないようだ。

 

子供の頃はウィンクの歌が好きで歌いながら踊っていたと言う中村さん。

家に楽器はなかったので、学校で先生にピアノを習っただけで、耳を頼りに独学でピアノを弾けるようになったという。

心に残る歌はお母さんが歌っていた「泣かせて(研ナオコ)」

その詩に描かれた女性の感性に心を打たれた。

 

幼いころから、自分が他の男の子と違っていると気づいていた中村さん。

漠然と、人を愛するのに、自分には何か足りないのかと思っていたという。

初恋は小学校5・6年生の頃。

それを聞いて、「私は4・5歳」と美輪さん。

―――まあ・・・・

もちろん、お二人とも、お相手は男性だった。

 

残念ながら、中村さんの初恋は実らなかった。

「初恋は破れるもの」と嫣然と笑う美輪さん。

「失恋したときに、『同性愛だから』と考える人が多いが、それは相手が好みでなかっただけ。

自分を差別したり貶めることはない」

その失恋は一人で乗り越えた。 

一生懸命働いて子供を育ててくれている母親に心配させたくなかったから。

 

美輪さんは自分にそういう性癖があるということを隠さなかったという。

その代わり、中学生の頃には、ギリシャ神話を読み、古代から当たり前に同性愛があった事を見つけ、日本の神話でもそういうものがあると調べ、コンプレックスを吹っ切った。

 

いまや、「性同一背障害」の代表のようになってしまった中村さんだが・・・・

江原さんはその「障害」と言う言葉に不満を漏らす。

「弱者にすれば助けてあげる。障害者と名がつけば非難をしない」ことに対して憤る。

「これは個性。助け合うのは人間として当たり前のこと。

下の立場を作って手を差し伸べると言うのは傲慢」

美輪さんも、

「病気と言う言い方をするのはおかしい。

例え病気であっても、それが犯罪のような言われ方をするのはおかしい」

人を非難することによって自分を正当化する人は、非難した相手以上に病んでいるという。

 

「オカマと言う言葉をどうして差別語として取り締まらない?

自分たちをオカマと呼んで卑下している人を私は許さない」

と美輪さん。

「オカマ、変態」と美輪さんを呼び、蔑んだ人々は美輪さんの尊敬に値しない人たちだった。

教養があり見識のある人たちは、美輪さんを認め可愛がったという。

 

中村さんは「自分に必要なものだけを見て過ごしていた」

変態扱いされても、中村さんには大好きな「歌」があった。

それが無ければ、「私は人生の途中で諦めていたかもしれません」という。

それだけ、傷つくことが多かったのだろう。

  

「大人になると昔は通じなかった気持ちが通じる」

と言い出した中村さん。

それは中村さん自身の思いが確かになってきたこともあるのだが・・・・

大人になると個々の性格・個性が確立して、相手の個性を認められるようになるからと冷静に見ている。

そして・・・・

「一概に、非難した人たちに憎しみの目は向けられない。

どうして良いかわからなかったのだと思う。

時間が経て、だんだん世界が丸くなっていくのであれば、それで良いと思う」

それは江原さんの言った「何も考えていない」人々をも認める言葉。

 

「生きると言うことは無知を知に変えること。

傷つく痛みを知れば、人を傷つけなくなる」と江原さん。

それを聞いて、「最近なんですよね、それに気づいたのは」と国分君。

「素晴らしいじゃないですか」と中村さん。

「その若さで気づいたら、優秀ですよ。一生気づかず死んでしまう人もいる」と美輪さん。

 

「肉の歳と魂の歳」

肉の歳は肉体の年齢、魂の歳は精神年齢。

魂の気づきが無い人間は、魂が老成するまで、何回でもやり直しをさせられるという。

 

美輪さんが4・5歳の頃から自分の性癖を理解し、中学生で本によりその性癖が異常ではないことを確認できたのは、魂の年齢が高いからと江原さん。

中村さんもまだ22歳だが、その精神年齢は老成している。

「この世に生まれてくるのには意味がある。

自分の役どころをちゃんと受け止め、それに向かって、生きること。

自分が自分を受け入れること」と江原さん。

中村さんには、今の個性で生まれる必然性があったのだ。

 

中村さんは「お母さんにくっついていたいが為に生きてきている」と江原さん。

「幼いときから、お母さんの分析をしている。お母さんに寄り添って慰めてあげる存在」

そう江原さんに言われ・・・・

「驚いた・・・・母親に対しても同じ人間なんだからと思っていた」と中村さん。

――――大人びた子供だったのね・・・・ 

「親友の女同士のような関係でお母さんを見ていたでしょ?」と美輪さん

「助け合うことは同じ人間同士なんだから当然と思っていた」らしい。

 

「中村さん、本当は小さいときからそういう個性と関係なく、本当に人をなかなか好きになれない。不信がある」と言い出した江原さん。

スピリチュアルチェックで「人が好き」と言ったときから、「違います」「違います」と言う声が江原さんには聴こえていたという。

「自分で自分のこと嫌い。自分を好きになりなさい」

中村さんは原罪意識が強く、罪である自分から物事を考えて行くタイプだそうで。

 

歌手として表に出たのは、人の心を理解して、自分の心を溶かして行くため。

「好きな人を追いかけているのは楽しい」と中村さんは言ったが、それは空想の中では楽しいのだが、現実で関わるのは怖がっている。

窓から、ほんの少し顔を出しているくらいにしか、心を開いていない。

「正直なところ、人との関わりが嫌な自分でも、人を好きになることから逃れられない自分が好きという意味だったのかもしれない。

人が嫌いな人間でも人との係わり合いをゼロにしてしまうことが出来ない。

そういう正直さがどこかにあって・・・・」

「それで、歌が出来るんですよ」と美輪さん。

「そういう葛藤が無かったら、歌なんか作れません。歌えません」 

「音楽を通して哲学を得て、無知を知に変えて行く。

そうすれば怖いものは無い。

恐れをなくしたとき、堂々と、恋愛ではなく、愛することが出来るようになる。

恋愛は自分を愛する心だが、愛は相手を愛すること。

そのときに恐れは何も無い」

そう江原さんにいわれて、

「恐れ入りました」

と中村さん。

それが出来たら、今は人に触れさせないものがある中村さんが、自分の全領域に人を入れることが出来るようになるらしい。

そのときに、「一番近くに来てくれる人は、愛する人であって欲しい」と中村さん。

――――なんだか、切ないよね・・・・

そこまで切実に愛する人を求めると言うのは・・・・ 

今じゃ、男よりもブランドバッグを愛している女、女よりも車を愛していそうな男、そんな「ノーマル」を自負する男女が多いというのに・・・・

 

メッセージは「これからが正念場」というもの。

世間には認められたものの、中村さんへの世の中の理解は、まだまだ本当の理解ではない。

本当の理解を求めて行くとともに、アーティストとしてより思いを込めていかなければならない。

今の中村さんには「自由(作品・活動の)を失いつつあることへの恐れ」が芽生えている。

型に入れられてしまうことがある。

もがいて、本当の自分をもっと発揮するためには、自分との勝負がある。

「やがて、必ず脱却する日が来る。そのことだけを心に留めて歩んで・・・・」と言われて、

「望むところです」と答えた中村さん。

 

「今回は予告編。本放送はこれから.・・・・」と江原さん。

「まだ、放送していなかったんですね」と中村さん。

笑顔が出てきた。

最後に「これからの人生、望むところだ」と意気込みを語った中村さん。

お二人には心の奥底を言い当てられたと思ったようだ。

 

「今日の話、6割くらいしかわからなかった」とつい本音を漏らした国分君。

国分君すらそうなのだから、半分も理解出来ない人、もしくはまるっきり理解出来ない人は多いかも。

その理解出来ない何割かは想像力で補うしかないのだけど・・・・・

経験値の少ない人や想像力が欠如した人にはそれは理解出来ないまま。

それゆえに差別したり、貶めたりするのかもしれないね。  

 

 

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あれ、私、ちゃんと理解できたのかしら??

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