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2007.10.28

アルピニストって大変

今日は良い天気。

朝、テレビをつけると、なぜか、「さんまのまんま」をやっていた。

――――あ、再放送なんだ・・・・

ゲストは野口健さん。

あのエベレストのお掃除で有名なアルピニスト。

 

野口さんとさんまさんの会話は噛み合っていないようでいて、絶妙な間で繋がり、笑いを生んでいる。

途中から、

――――これって、もしかして、超高度なボケとツッコミ・・・・?

と、思うようになった。

 

テーブルの上で、登山用の器具でお湯を沸かし、インスタントコーヒーを飲みながら、野口さんは山での出来事を話し始めた。

 

エベレストやそれに匹敵する世界の高山でゴミを集めている野口さん。

1920年代のビスケットやカンヅメを見つけたことがあるとか。

山では低温のせいで、物が腐らないという。

なので、当然、ゴミでは無いものも残っている。

ヘリコプターも行けないの高山では、遭難者はそのまま。

なので・・・・

道の途中で、腰掛けて休んでいるような遺体に出会うこともあるらしい。 

野口さん、頼まれて、4遺体は下ろしたという。

 

山へ登ると言うことは、いつ、その遭難者の立場になるか判らないと言うこと。

野口さんも危ない目に遭った。

あるとき、一緒に登っていた仲間が突然、ピッケルを振り回し始めた。

注意をしたら、彼はゴーグルを外し、酸素マスクを外した。

出て来た顔は引きつっている。

それでも、歩き始めたのだが・・・・

しばらく歩いたところで、彼は不意に腰の綱を外すと、谷底にダイビング!

・・・とん・・・・とん・・・・・とん・・・・と途中で引っ掛かりながら、落ちていった。

 

その話をあのピノキオのような顔で、普通に話していて・・・

途中まで、笑って聞いていたさんまさん、びっくり。

だって、そこはウン千メートルの山頂への途中。

とん・・・とん・・・・とん・・・って。

  

で、野口さんは、その落ちて行く彼を瞬時に忘れ、次にどうするかを考えた。

そうしなければ、残りの全員を連れて帰れないから。

非情な様だけど・・・・ 

登山家にとっての死はそんなものなのかもしれない。

一歩、踏み違えただけで生と死が別れるぎりぎりのところを、常に歩いているわけだから。

  

登山家の死生観は、戦火の国に暮らしている国民と同じなのかもしれない。

戦火の国では、どんなに死を悼んでも、残されたものは日常を生きなければならない。

そこでは、立ち止まることが悲しみの表現ではない。

笑って歩きながらも、忘れないことが死を悼む方法なのだ。

   

野口さんも、亡くなった友人のことを忘れる日は無いだろう。

あのピノキオのようなあどけない瞳が映しているのは、自然の厳しさ、美しさ、生命の儚さ、人生の脆さ。

それらは彼の胸にたたまれて、彼の顔は子供のように輝いている。

 

なんか、朝から、良い物を見せていただいたような・・・・

 

 

 

  

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さっき、野口健でググって見たら、公式ホームページが有って、また、「さんまのまんま」に出るみたい・・・

11月30日ですって。

こちらでは、いつ、放送するのかしら?

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