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2006.09.03

テーマパークを考えた夜

昨日は、夕方、急に思い立って、蒲郡のラグーナフェスティバルマーケットへ。
同じ敷地にあるラグナシア(遊園地)は入場有料だけど、こちらは、無料。

サクラを遊ばせたいときは、ここの側の埋立地、海を見てのんびりしたいときはこのフェスティバルマーケット、温泉に入りたいときはラグーナの湯と、結構、利用している。

久しぶりのフェスティバルマーケット、なんか感じが違う?

そっか・・・・一階の海に突き出たデッキに、海の家みたいにひさしを作ったのね。
ひさしの下は囲ってあり、長机と椅子が置いてあり、そこに面したレストランのメニューを食べられるようだ。
着いたのが遅くて、すっかり暗くなっていたせいか、土曜の夜だというのに、人はほとんどいない。

最初に来たときには、デッキでぼんやりしていると、海風が気持ち良くて、こんなにいい感じのところが無料だなんてと感激したものだったけど・・・・

――この変化はなんともなあ。
たぶん、お客さんから文句が出たり、売り上げに問題があったりしたのだと思うけど・・・・
何とか良い方向に持っていこうと細かく修正し、初期のコンセプトから外れていくのね。

って、初期のコンセプトも知らないじゃん!!
魚市場が入っているくらいだから、観光バスが止まるドライブインが目標だったのかなあ・・・

でも、勿体無いなあ。
初期の頃のラグーナ全体には、気持ち異国の香りがしていたのに・・・


 
――そういえば、日本中に雨後の筍のように出来たテーマパーク・・・・かなりの数、潰れちゃったよね?
良くテレビの税金の無駄使い特集で廃墟のようなテーマパークが出てくるわ。

テーマパークって、夢を求めていくところ。
だから、そのサービスは有り得ない世界(非日常)を作り上げること。
夢の世界のエトランジェ(異邦人)であることを、客に楽しませなければならない。

東京ディズニーランドには、ゆっくり座る休憩場はいらない。
客は、次のアトラクションへと走り、パレードの場所取りに並び、炎天下の中、右往左往しながらも、瞳を輝かせている。
帰りには足が棒になり、ぐったり疲れながら、それでも、次回はいつにしようと考え始める。
夢の世界の心地よさに、客は満足できるのだ。

だけど、筍テーマパークの場合、有名なデザイナーやプランナーが注文に従って案を出したもの。
出来上がると、使い勝手が悪かったり、効率が悪かったり、足りない物が出てきたりするのは当然。
だけど、その時点で、ほとんどのデザイナーやプランナーは手を引いている。

客からあれこれと要望が届き、従業員からは様々な改善の提案が出る。
その要望や提案から、何を掬い、何を切り捨てるか・・・・・それが命運を分ける。

常に基準になるべきは、「サービスするものに沿っているかどうか」であって、効率や利便性では無いはずなだが、その判断が出来ないと、大変なことになる。

客に媚びることや、従業員の使い勝手により、現実をどんどん持ち込んでしまうと、夢の世界は崩れる。

夢の無い虚構の世界は、安っぽい書き割りと同じ。
そんなところで、目を輝かせて走る者などいない。


自分たちの提供する夢の世界を崩してしまうものは、毅然として受け付けない――そういう潔さが、日本のテーマパークに不足しているところかもね。


c-rawumber 
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あれこれ、余計なことを考えながら、ひさしの下で、バーベキューなんか食べたのだが・・・
炭が熾らなくて、皆、干からびて行ってしまう。

――いったい、何の罰ゲーム?

ps: あるテーマパークがいかにサービスを徹底しているかを、「ナターシャ・ドンスコイ」様のところで発見!!
    こっそり、リンクしちゃいます。 
    許してくださいっ!!

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コメント

荒川執事様。

ゲロッパ!!

最近、西田敏行のダルマさんのような丸さが好きになった私です。

投稿: maki kuzuha | 2006.09.04 19:59

ラグーナ蒲郡といえばアレですね。
映画「ゲロッパ」のロケ地にもなった場所ですね。
ゲロッパ!!

投稿: 荒川執事 | 2006.09.04 13:01

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