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2006.05.31

芸術家の目

昨日の朝、アイロンがけの時間に、テレビをつけると、和田義彦と言う画家の作品が、イタリアの画家、アルベルト・スギ氏の盗作ではないかと、みのもんたさんが両方の作品を並べて話しておられるのを見た。
今朝も、やはり、その問題があちこちのワイドショーで話題になっていた。

スギ氏は和田氏が画家と知らず、写真を撮るのを許し、パンフレットも渡したと言い、和田氏からは謝罪の文章が届いたとしている。
和田氏は似ているのは一緒にデッサンしたためだとか、二人のコラボレートとか、言訳している。

――チャンチャラおかしい!!

私のような素人目で見ても、二人の作品はそっくり。
まあ、和田氏のほうが私の好みで無いけど。
それは、スギ氏の色彩が同系色や淡い色でまとめられているのに対し、和田氏のほうが反対色や強い線を使っているから。

素晴らしい作品に触発されて同じようなものをモチーフにしてしまうと言うことは有りえる。
だけど、あれは、モチーフどころではない。
丸写し。

画家のオリジナリティーって、構図だと思う。
別の画家が書いたものとまるっきり同じ構図で描き、ちょっと色を違えたり、何か描き加えたりしただけのものに、その画家のオリジナリティーがあるとは思えない。

同じものを普通の人とは同じではなく視えるからこそ、芸術家は万人に感動を与えられる。

単に絵が上手なんて人は、掃いて捨てるほど存在する。
そういう絵が上手で、なんて凄いと思った友人が、画家としてやっていないのは、彼が芸術家の目を持っていなかったからだ。
その芸術家の目を他人に頼って、どんな立派な賞をいただいても、それは誇りにはならない。

和田氏には、スピリチュアルな視点を教えてあげるべきかも・・・
この世の栄誉さえ手に入れれば良いと考え、そんなことをしたのだろうけど、この世にいるうちに、それに対する償いを完済できなければ、彼の死後は暗いのだから。


それにしても、スギ氏、怒っているだろうなあ・・・
文化庁がバッタモンにも芸術選奨の美術部門で文部科学大臣賞を上げたくなっちゃうくらい、スギ氏の作品は良かった。
ということで、間抜けな日本人の罪を、スギ氏にはなんとか許していただきたい。
なんてのは、図々しいか・・・

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