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2006.01.12

実践

「う~ん、これは・・・」
「どうなんでしょうか?」
「わかりません」
「はあ?」
「何がなんだかさっぱり解りません」
私のMRI画像を前にやけにきっぱりと断言する医師。

「写っていないんですか?」
覗き込んでも何のことやらさっぱり。
「これがそうだと思うんだけど・・・」
白い点を指差す医師。
「たぶんここがそうですよねえ」と知ったかぶりをする。
「でもね、これがどこに続いているのかわからないんだよ」
「はあ・・・」
「もっかい撮って良い?」
「えっ、MRIをですか?」
一昨日、そんなやり取りがあって、今日はかなり鮮明な画像が撮れるという高性能MRIのある名古屋の病院へ。

遠かった・・・
結婚式の装花の注文が入っていて、昨日の朝はまた市場へ行ったし、病死の前に過労死が待っていそう。
早速、超優れ物と評判のサプリメントを購入し、グビッと飲む。
――ま、不味い。

とはいえ、このサプリメントが私の命綱。
この前の韓先生の講演以来、ガンになったら抗がん剤も放射線治療も断り、これで自分の免疫力を高めて病気と闘うと決めていた。
――こんなに早く実践することになるとは思わなかったけどさ、トホ。

今度の病院の医師は私の方針を何とか認めてくれた。
暮に、間違ってガンではない人の乳房とリンパ腺をすっぱり切り取ってしまったという医療ミスをやらかした病院なので、考え方が柔軟になっているらしい。
そんなところで大丈夫? と夫をはじめ友人知人は心配するけど、乗り越えられない試練は来ないのなら、大丈夫だよ、きっと。

最近、生きるということを考える。
人は明日目が醒めるのを当然と思っているけど、そんな保証はどこにもない。
死なない人間はいない。
死は生きているかぎり、常に身近に在る。
病はそれを思い知らせてくれる。

それにしても人は自分の望んだものになるらしい。
失敗した頃、何時も思っていた。
このまま消えてしまいたい。
ここで、ばたっと倒れれば、誰かが何とかしてくれるんじゃないか?
こんなに苦しくて辛いのに、どうして自分は健康で生きていられる?

それは自分が加害者ではなく犠牲者でいたいという心の弱さだった。
だが、助けてくれる人は現れなかったし、病気で倒れもしなかった。
仕方なく、私は粘り強く交渉し、放り出すものは放り出し、最後には自分の望んだ解決が出来た。
自分の失敗をきちんと受け止めることが出来た。

そのときに漸く、本当は多くの手が差し伸べられているのに気づいた。
夫や友人知人はちゃんと手を差し伸べていてくれたのに、それを見ようとしなかったのは私のほうだったのだ。

人は自分のなりたいものになれる。
だから、私は自分の未来を考える。
今日、MRIの中で思ったこと。
あら、私ってラッキー?
これで医療関係クリアじゃない?
小説書きには万々歳だわ。

戦後、封建制が崩壊し、「個」の重要性が説かれ、現代は個人を尊重する時代になった。
個である私はこの上なく大切な存在だと私も思っていた。
だが、「個」の集まりである社会においては、「個」の上に別のコンセンサスが無ければ、弱肉強食にならざるを得ない。
今の世の迷走はそのコンセンサスが無いからだ。

そのコンセンサスを作ることが、次の段階になるのではないかと、最近、考えている。
それは、誰かが作ってくれるのではなく、今の「個」がその苦しみのうちに編み出すものなのだ。
私の「個」の苦しみはささやかでも、きっと、何かの役に立つだろう。
だから、ここで肉体を手放すわけには行かない。
どんなに良いことを思いついても、この世界にいなければそれを主張することは出来ないんだし。

ということで、今度の更新は、手術後の予定。
ごきげんよう。 


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コメント

修行というのは、、、。たとえば私がものすごく怒りっぽかったり、不平不満をいいやすかったり、人を恨んだり、ねたんだり、嫉妬したりする気持ちが強かったり、人の幸せを喜べなかったり、自己中心になったりしやすいとします。

それは、本来私が持っている私の性格ではなく、霊界からの影響(例えばそれは、先祖だったり、先祖に恨みのある人の霊だったりしますが)が大きいので、そういう思いに打ち勝つ強い精神力をつけるとともに、原因になっている
霊の恨みをとくために、その霊の立場に立って変わりに悔い改めて霊の解怨をして差し上げることです。(簡単に言うと)
病気も自殺も霊界が原因の物が、かなり多いと私の先生は、いっておりました。
でも今はかなり霊界が晴れてきているので、
だいぶかわってきているようですが、、、。

きっと、悪がのさばれない時代になってきたのも、霊界のおかげかも、、、。

投稿: Naomi 葛葉 | 2006.01.22 16:09

きのさん
あっけらかんと帰ってきました。
早かったでしょ?

葛葉さん
しゅ、修行って・・・

お二人とも心配してくださってありがとうございました。
ちょっと、心配し甲斐が無かったかな?

投稿: maki kuzuha | 2006.01.20 19:35

バックナンバーを読んでびっくりしました。
大変な病気だったんですね。
でも、岐阜の方が大丈夫といわれているのなら、だいじょうぶですよね!
葛葉家のご先祖様もついておられるし、、、。
私もお祈りしています。
元気でもどってきてくださいね!

PS.山の中には、修行で入ってました。

と言うのは冗談で、ブラジルの夫の実家に行っていました。
おととしの夏には韓国の山に修行でこもってましたけど。

投稿: Naomi 葛葉 | 2006.01.13 23:30

手術されるのですね。
無事に手術が終了して
ここに戻ってこられる
事を祈念します。

というか、無事成功して
あっけらかんと「帰ってきた」と
このブログに書かれるのではと
思っていますが。。。

投稿: きの | 2006.01.13 00:00

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