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2005.11.25

失った恵み

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昨日から頭がズーンと重い。
気圧が悪いのか、地震が来るのか、単に疲れているのか・・・

こんな日は、引き篭もりたくなる彼ら(ニート)の気持ちがわかるような気がする。
この前、テレビで観たニートの女性は、生活保護を受けながら部屋に引き篭もっていた。
彼らの問題を心の問題と思いがちだが、実は、運動不足から来る体調不良で、動きたくても動けないのではと思う。
人間は心だけでも身体だけでも生きられないのだから。

そんなことを考え、思い出したことがある。

以前、ある宗教の指導者にお目にかかる機会があった。
その方は私が花の仕事をしていると知り、東南アジアのある国の村に何かを寄付されたときの話をしてくださった。
その村の村長はその方のために感謝の宴を開いてくれ、村民は彼が歩く道に何層にも花を敷き詰め、花の絨毯を作ってくれたらしい。

その方はその花の絨毯に感激したと話された後、その国がまだまだ貧しいと仰った。
だが、私はその話を聞いて、その国がどんなに豊かな国かを思い知ったのだった。

花の絨毯、日本で作るとしたらどれだけの費用が掛かることか・・・

だが、彼の国では花は一年中咲き誇っている。
だからこそ、そんな絨毯を作ることができるのだ。
いくら感謝の気持ちとはいえ、莫大な費用の掛かるものなど作れるはずもない。
次々に果実がなり、何度も米を収穫でき、自然に育つ豊かな植物は川や海の魚介類を育てる。
遠くまで行かなくても、必死に働かなくても自給自足できる村々。
本当に豊かなのはそんな村を持つ国だ。

そんな国に住めない我々は、懸命にその国の住民たちが当然と受け取っている恵みを手に入れようと働くしかない。
冷たい機械を作り、それを輸出して、その恵みを必死で集めている、悲しい国の民。
金がなければ生きていけない哀れな国民。
それが我々だ。

思い違いをしてはいけない。
この国で、働かない人が飢えずに生きていられるのは、戦後、先人が一人一人、懸命に働き築いたシステムのおかげ。
彼の国のように寝転がっていても、自然の恵みが作物を育ててくれるような国に私達は住んでいるわけではない。

いつか、機械は世界に行き渡る。
その時に、我々は何を生活の糧とするのか・・・

それにしても。今のままで金を失えば、穢れた地で作物を育て、汚染した水を飲むしかない。
この国には豊かな森と清らかな水という恵みがあったというのに・・・

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今年の我が家のクリスマスリースはノウゼンカズラの蔓とヒバ、サンキライ、綿、唐辛子、まつぼっくり、それにヒイラギで出来ている。
自然が息づいているリースはきっと魔を払い、清浄な風を我が家に入れてくれるはず。

追記:11/27
中国江西省で26日午前8時29分(現地時間)、地震が発生。
マグニチュードは5.7。
9時10分頃には強い余震が発生し、省都の南昌(なんしょう)市でも揺れを感じた。
11時55分までに、九江県の被害は死者6人、負傷者247人、倒壊した建物は8000棟以上、被害を受けた建物は2.9万棟以上、瑞昌市の被害は死者6人、負傷者130人以上、倒壊した建物は500棟以上、被害を受けた建物は10万棟以上と発表された。


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