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2005.10.04

バリ島の事件に思うこと

バリ島の爆破事件をニュースで見て、二つ、思ったことがある。

まず、爆破に巻き込まれ、亡くなられた方が新婚旅行中であったと聞き、20代か30代と思っていた。
だが、実は彼が50代だったと知り、驚いた。

――そうか、いくつであろうと、新婚旅行は新婚旅行なんだ・・・
(痛ましい事件の犠牲者にこんな感想を持つのは不謹慎とお叱りを受けるかもしれないけど)

自分の中に結婚に対する偏見があるのに気づいて、ちょっと、ショック。
人が120年生きられる身体を持っているなら、50なんてひよっこと言いながら、私ってば・・・


次に感じたのは、もしかして、イスラム社会はアメリカンドリームな世界を信じられない社会? と言うことだった。

前に何かで聞いたか見たかした憶えがあるのだが、(例によって言葉を映像と文字に置き換えてしまうので解らなくなってしまった)、あの戦士達は聖戦での死により、幾多の美女のはべる天国にいけると教育されるという。
だから彼らは、自爆テロで自分の身体を吹っ飛ばすことに、ためらいが無いらしい。

――つまり、彼らは現世での幸せに希望を持てない人たち?
何十人もの美女なんて、この世でも金の力で手に入れている人がいくらでもいる。
だが、彼らは金を稼ごうとはせずに、死んで美女を手に入れようとする。

死生観は、現世と密接な関係にある。
彼らの社会体制では、ホリエモンのような生まれながらの富裕階級ではない人間が自らの力で100億稼ぐなんてことは出来ないのか?
カースト制のように、どうしても越えられない壁を作っているのか?
それとも、死後の世界で幸せになるための犠牲としての現世があるのか?
――彼らにとって、この世界とは一体どういう位置付けなのだろう?

なんとも、理解しがたい。

まあ、どんなに困っていても、世界レベルでは最低の生活をしてはいない日本人には理解できないのは当然なのだろう。
富を持っている側からは絶対に見えない、持たざるものの心の闇。
それが晴れない限り、テロは続くだろう。
愛するもの同士を瞬時に生と死に切り裂き、真面目に働いた者が手に入れたものを奪い、歴史を語る遺跡を壊し、その一瞬、世界の支配者であるかのような錯覚を手に入れるために。

この前の「シルバーバチの霊君」以来、「シルバーバーチの霊訓」を読んでいる。
まだ、すべて読みきったわけではないが、その中に、気になるところがあった。

私たちが忠誠を尽くすのは一つの教義でもなく、一冊の書物でもなく、生命の大霊とその永遠不滅の摂理です。

その仕事の前途に立ちはだかるのは、誤った宗教的教義によって築かれた巨大な組織です。何世紀にもわたって続いてきたものを元に戻さなくてはなりません。誤った教義を土台として築かれた上部構造を取り壊さなくてはならないのです。

――キリストやモハメッドを否定しないが、キリスト教やイスラム教の組織は問題ありということ?

それで思い出した。
随分前だが、ある宗教の指導者とお話しする機会があった。
その時彼は「霊が視えるなんていう人はまやかしだ」と言われた。
――なぜ?
たぶん、彼は霊を視ることが出来ないのだろう。
この偉い指導者たる自分の目に視えないのなら、それは存在していない。
と、彼は確信しているのだろう。
そのことこそが、宗教が歪んでいく元なのではないかと、最近、思っている。

神の国を教えながら、実は神の国を信じられない指導者もいるのではないかと・・・

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それにしても、ライブドアとアルジャジーラの提携はなんとも・・・


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