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2005.10.10

ピースと熊たち

テレビをつけたら、白熊の赤ちゃんがヨチヨチ歩いている映像。
――ピースだ!

ピースは母熊の育児放棄のため、飼育員の家庭で育てられた白熊。
その様子はこちら

白熊といえば私の迷作「白熊星人
私ってば、南極には白熊がいないってことすっかり忘れていて、白熊その他大勢を出演させていたっけ。

今の時期は熊の出没情報が多い。
冬眠するために、いっぱい食べておかなきゃいけないという熊の事情があるからだ。
こんな時期は山に行かなきゃいいようなものだが、人間にも茸取りや紅葉を楽しむと言う人間の事情があって、出くわすことも多い。

051010-1x最近では、山の実りが少なくなって、熊のほうが人間の領域に出てくることもあって、銃殺される熊が多い。
山の実りが少なくなったのは、人間が雑木林を切り倒して、杉を植えてしまったから。
杉は広葉樹のように実を付けないので、山の実りが少なくなり、人間の作っている柿や野菜、人間の残飯を狙って里山に降りるしか生きる道がなくなっている。
つまり、人間の勝手で、彼らは食料を奪われたのだ。
もっとも、人間も花粉症になっちゃって、その報いを受けているけど。
ついでに言うと、建材用として植えられた杉は、建築関係者によるとあまり人気が無い。
檜と違って、建材にしたときの色が良くないのだそうだ。
踏んだり蹴ったり?

今日は窓を開けると、湿った冷たい空気が金木犀の香りを含んで流れ込んでくる。
山には落ち葉の匂いや茸の馥郁たる香りが充満しているだろう。

その中で、熊たちは必死で食料を腹に収め、やがて来る冷たい冬、穴の中で子供を生み育てるのだ。
ピースの母親のように、動物園で生まれ育ち餓えることなく子育てを出来る母親は子供を放棄するが、乏しい食料を求めてやっと穴の中で子供を産み育てる母熊達は、自分の血を乳に変え、やせ細りながら、子供を慈しむのだ。

ピースを可愛いと慈しむ気持ちが、いつか、山の中で必死にエサを捜し歩いている熊たちにも、十分な食料を得られるだけの自然を返そうと言う気持ちになっていきますように・・・

一本の杉を切った後には、一本の実をつける広葉樹を植える――それだけで、多くの山の動物達は生き延びられるのだから。

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写真はうちの近所の藪に突然あった葡萄。
どうも、栽培種のような気が・・・

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