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2005.09.29

バーストだった

タイヤの取替えにディラーへ。
担当の方がいらして、「大変でしたね」と声をかけてくれる。
「バーストしちゃうのって、一年に数件、聞きますね」

――え? そんなに少ないの?
タイヤって、そこら中で破裂しているのだと思っていた。
まあ、レアな体験だったのね。


そう言えば、私は変な事故に遭うのだった。

――昔、伊豆に遊びに行った時の事故も変だったなあ・・・

6.7人のグループで二台の車に分乗して行ったのだが、中に一人免許取立ての人がいた。
その人が運転することになって、助手席で「大丈夫?」と冷やかしていたら、「大丈夫」と言いながらも、なんかふらふら。
大きなカーブに差し掛かったときに、いつまでたっても車が曲がらない。

――あれ? そのカーブ、まっすぐ行くの?

山の中腹の九十九折の坂道。
山側にカーブした向こうには舗装していない路側帯がかなり広くあり、大きな石が二・三個転がっている。

――スピードも出ていないし、まさか、このまま行かないわよね?
   
でもまあ、もし、このまま突っ込んでも、あの石に当たって停まるか、山側の柔らかそうな崖に突っ込んで停まるだろうと、そんなに心配してはいなかった。

ゴン!

次の瞬間、スローモーションのように、地面が見え始め、膝に抱いていた犬(初代のプードル)がフロントガラスを突き破って飛んでいくのが見えた。
自分がどうなっているのか理解できないまま、次の瞬間、物凄い振動。

転がっていた大きな石にぶつかった車は一回転して、元に戻ったらしい。
屋根はぺっちゃんこ。
ドアもぐしゃぐしゃ。
あわてて外に出て、その状況を見て、唖然・・・

私は頭を3針、手首を10針縫う怪我をした。
運転していた「おっちょこちょい」はちょっと擦り傷を負っただけ、後ろで寝ていた子は怪我もしていなかった。
犬もひょこひょこと足を引きずりながら、自力で戻ってきた。

――あの事故のおかげで、しばらく鞭打ち状態で苦しんだのよね。
   酷い目にあったわ。
   そう言えば、もう一つあったっけ・・・

それもある山の坂道だった。
すれ違った対向車が後部にぶつかり、もう少しでこちらは谷底に落とされそうになった。
車を止めて、外に出て向こうと話そうとすると、その車を運転していた女は助手席の男と交代し、車はそのまま走リ出してしまった。
かけっこが大の苦手なのに、ひーひー言いながら、100m.ほど追いかけた私。
すると、やっと車が停まって、出てきた男は開口一番、
「どちらも動いていたのだから、お互いに自分の保険で修理しましょう」

――あなた、車をぶっつけた相手に最初に言う言葉がそれですか?

カチンと来たので、警察に行きましょうと強行に言い張り、嫌がるその二人を近くの派出所に引っ張って行った。
そこで、運転していたのはと聞かれた男は自分ですと言い出す。
「あれ、ぶつかった時に運転していたのは、彼女でしたよね?」
「・・・ああ、そうです。彼女が怖がったので、僕が運転を変わりました」
「で、逃げたのよね」
「いや、あそこに車を置いておくと、後の人に迷惑だから」
と変な言い訳をする男。

どうも変だと思っていたら、やはり理由があった。
彼女は免許取立ての20歳の女性。
だが、その車は彼の所有で保険には26歳以上と言う特約が付いていたのだ。
ついでに彼はある大手自動車ディラーの社員だった。

そのことは保険会社同士が話し合ったときに判明した。
「あら、まあ」

彼はたぶん、特別に腹黒いわけでもなく、うんと年下の免許取立ての彼女とウキウキドライブしていた善良な青年だったのだろう。
だけど、彼の立場や知識が、その状況のあまりの不味さについ悪い方に反応してしまったのだ。

彼のほうの保険が使えなくて、話が拗れてしまい、こちらも厭な目にあったのだが・・・
彼は会社の上司にこっぴどく叱られたばかりか、彼女とも連絡が付かなくなるという泣きっ面に蜂状態になったらしい。
――不正なことをしようとすれば、それなりの代償を払うことになるのだよ。
   保険会社は迂闊なことを言うなと指導しているけど、
   事故の時には、せめて、相手の身体の心配するくらいはしたほうが良いのでは?

それと、初心者は山の坂道を走るのやめましょう(笑)と言うのが今日の結論!

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