« 私の正負 | トップページ | 寄せ植え2 »

2005.07.05

天上天下唯我独尊

1092423ll花田勝さんが故二子山親方の遺産を放棄されたらしい。
まあ、あの大変な騒動に決着がついたのだろうが、もし、貴乃花親方があの行動に出なかったら、また、違う方向に行ったかもしれない。
この騒動の件で、テレビを観ていたら、コメンテーターも二分していた。

特に、テレビ朝日は面白かった。
局の解説委員のような人は、大横綱がこんなことをしてはいけなかったと貴乃花批判。
その隣で、作家のなかにし礼氏は貴乃花をを擁護していて、空気が不穏だった。

なかにし礼氏は、たしか、実の兄との確執を小説に書いていたと思う。
「兄弟」と言う小説。
「兄さん死んでくれ」と言うコピーで有名だった。
調べてみると、ビートたけしと豊川悦司で映像化されているようだ。

大なり小なり、親兄弟との確執が無い家庭などないと思う。
どういうわけか、他人に対するよりも、親兄弟同士のほうが、冷酷に残酷になってしまう。
身内と言う気安さで、つい相手を傷つけるようなことを言ってしまう。

貴乃花はずっと、言いたかったのだ。
「お兄ちゃん」として世間に良い顔をしている兄に、どれだけ傷つけられてきたかを・・・
そして、同じ思いをしたなかにし礼氏はその思いがわかったのだ。

そうそう、私もこの前、姉に、つい、洩らした思いがある。
「私はあなたの言葉で傷ついていたのよ」

子供の頃から、私が生まれたときの話になると、姉が言う言葉があった。
「あなたができた時に、三人も子供がいるんだから、もう、子どもは要らないと言っていたけど、おじいちゃんが女の子が私一人では可哀想だから、産めばと言って、あなたを産むことになったのよ。
あなたは私のおかげで生まれたのよ」

初めは何も感じていなかった。
でも、次第に、それを言われるのが悲しくなった。
私は要らなかった子?
私は姉のおもちゃ代わり?

「あなたはずっと、私にそう言っていたのよ」
「嘘でしょ? そんなこと言った憶えないけど・・・」

そう言うものなのだと思う。
意識しない言葉の棘。
私がどれだけその言葉で傷つくか、彼女は思ってもいなかった。
というよりも、自分がそんなことを言っている意識さえなかった。

兄弟姉妹が殺しあう気持ちを、なんとなく、私は理解できる。

でも、私は彼らを殺さなかった。
殺さなくて本当に良かったと、今は思っている。

人生は流転している。
今の幸は、いつか、苦に、今の苦は、いつか、幸に転じる。

姉の言葉は人生の意味を考えるきっかけになった。

――私は何故生きているのか?
――私は何をするために生まれたのか?

姉の言葉は私を切ったが、その傷口は今の私を作っている。
他人がどう評価しようが、私はこうなるべくしてなっている。

もし、今、あなたが不幸で、悲しくて、孤独なら、それは、あなたが自分を見つける瞬間。

――天上天下唯我独尊。

その言葉の意味を知るときでもあるのだ。

c-rawumber ←さて、今日のブログランキングは?
 ポチっとしてね


|

« 私の正負 | トップページ | 寄せ植え2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/47656/4843560

この記事へのトラックバック一覧です: 天上天下唯我独尊:

« 私の正負 | トップページ | 寄せ植え2 »