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2005.03.28

経済から考えたニート

Dsc04793llニートの話が最近、また、問題になっていて私の以前の記事にも未だに訪問者がいらっしゃいます。
私が書いたときには50万人くらいだったニートが最近では83万人と言われています。
家事手伝いをニートと認定した結果らしいですけど・・・

ニートとは「金を稼ぐことに価値を見出せない人種」ともいえるかもしれません。
彼らは、金を得るために働くことを良しとしない、夏目漱石言うところの高等遊民のようなものです。

最近板倉雄一郎氏のエッセーを読んでいて、ニートの問題もこういうことではないかと思う一文がありました。

「お金の話をするのは、いやらしい」などと、一体誰が言い始めたのでしょうか?
そいつが、この国を駄目にしたのです。
お金に関わらない人など、居るはずないのです。
経済は、世の中の根底的な仕組みであって、我々の生きている環境そのものなのです。

金を汚いものとし、金にこだわることを悪と考える――これは、最近の堀江氏へ向けられた「金でなんでも出来ると思うな」と言う非難の中にも窺えます。
でも、その非難は自分の立場を正当化しようとするために、すりかえられた精神論です。
そう言う人こそ、金の力を知っている社会の頂点にいるのですから。
そう言う精神論を真に受けて、迷っているのがニートです。
お金とは、社会から頂くものです。社会に対して何がしかの「価値提供」を行った結果として、どういうわけかお金が転がり込んでくるわけです。 
おりおば15号by板倉雄一郎

この板倉氏の言葉のように経済活動を教えられていれば、彼らはニートになることを良しとしたでしょうか?

自分が社会に価値を提供することにより、初めて、自分が生きていける原資を得るのです。
自分に価値が無いなどと言い訳をしてはいけません。
価値はどの人にもあります。
なにより、親にとって、ニートは存在しているだけで価値があるから、援助してもらえるのです。
ただ、だからと言って、ニートのままで良いのだと思うのはどうでしょう?
それは永久に赤ん坊でいたいと言うことです。
未来永劫、自分が金を持っていれば、子供を守り続けたい、援助を続けたいと思うのが親心でしょうが、親だって、いつまでも経済活動が出来るわけではないのです。

何年も生きてきたニートには、赤ん坊の無邪気な可愛さと言う価値はもう失われています。
その代わり、彼らには社会の中で得た物、大きく育った身体が、新たに価値となっているはずです。
そこで、次の言葉。

お金の心配をしなくても済む方法は、たった一つ、「社会への価値提供を真剣に考える」です。
お金が無くて困っている人ほど、お金を稼ごうとするより、社会への価値提供について、真剣に考えるべきです。
お金に困る理由は、お金についての知識が少ないか、または、社会に対しての価値提供が行われていないかの、どちらかです。
おりおば15号by板倉雄一郎

つまり、社会への価値提供を考え始めればよいのです。

今、目の前のニートをどうするかを論ずる前に、日本人の金に対する変な精神論をどうにかしなければいけないように思います。
金は汚い、金の話はするなと言いますが、その精神論を論ずる前に、金とはどういうものかをきちんと話し合うこと、教えることはとても大切なのです。

結局、高潔な精神を持たない企業は社会に受け入れられません。
その経済活動が社会への価値の提供ではない企業は、いずれ、世の中から消えます。
企業にとっても金を稼ぐことは社会への価値の提供なのです。
それを教えないから、各自が金を稼ぐ方法ばかり模索して、結果として汚い金が生まれてしまいます。

金を稼ぐことが汚いと教えられて、どうして、金を得るために努力する気になりますか?
株を買うことはマネーゲーム、危ないと教えられて、どうして株を買う気になりますか?
そんなことをしているから、日本の企業の株は海外に移り、日本の青年達はニートにならざるを得ないのです。

ニートを心配するなら、経済に対する考えを親世代が変えなければなりません。

c-rawumber
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コメント

斎京戦士さん、コメントありがとうございました。
お金の話が、金儲けの話に終始しがちな現在
、ニートのように精神性を重視して生きている人々が、現実社会に戻れるようなお金の話の必要性をひしひしと感じるこの頃です。

お礼が遅くなりまして申し訳ありませんでした。

投稿: maki kuzuha | 2005.06.09 22:53

確かに周りにも金に関わる話は悪という風潮がありますね。やはり、ニートの増加、若者の無計画な借金等も、結局はお金や経済について軽視してきた結果かもしれません。某氏が
お金を稼いでそれで幸せかと言っていますが
そうでしょうか?金を稼ぐということ、プロとは何かを忘れている以上、日本経済が立ち行くはずがありません。誰かが物を買い、その対価に金をもらうというサイクルを維持するには
お金のことをきちんと考えていかなければいけません。それを怠っている以上、ニートも決して減らないと思います。

投稿: 斎京戦士 | 2005.06.03 00:04

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