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2005.02.20

スリーピング・ブー

なかなか気持ちの良い日です。
天気も良いし・・・

子供の頃、学芸会で白雪姫の役を貰った。
役を貰ったので、一応、毎日、練習していた。
ある日、先生が綺麗なドレスを着せてくれた。
私はその頃からデブだったので、それは少し小さかった。

で、次の日、私は役を降ろされた。
ずーっと、そのドレスが小さかったせいだと思っていたのだが・・・
最近、地方の閉鎖性について、姉と話していて、
「あなただって白雪姫、下ろされたじゃない?」
「あれって、ドレスが入らなかったからだよ」
「あんたって、ほんと、お人よし」

「あんなよそ者にどうして、白雪姫をやらせるのか?」
と言う土地の長老からの圧力があったのだという。
あのドレスは先生が用意した物ではなく、母が私のために作った物だったらしい。
裁縫が上手だった母が、私には内緒で作ったようだ。
そのドレスを次の主役のために貸して欲しいといわれ、母は怒っていたという。

なーんも、知らんかった。

まあ、そう言うもんだろう。
そう聞いても、土地の長老を恨む気持ちは無い。
可愛い孫が主役で脚光を浴びるのを心待ちにしている老人の楽しみを奪うのも酷な話しだ。
なにより、私自身、白雪姫をやりたいと思っていなかった。
デブでブーな私よりも、後でやった子の方がうんと可愛かったし、あれはあれでよかったのだと思う。
ただ、母は悲しかっただろうなと思うと、少し、辛い。
その話を、母は何十年も胸に収めていたのだなあ・・・

05022012ll最近のいろんな報道を見て、そのことを思い出す。
今の日本は村の状況から抜け出ていないようだ。

c-rawumber
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