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2005.01.13

特別な日

2051105xx今日は1月13日。
私にとっては特別な日。

11年前の今日、愛犬ムーミンは神に召された。
癌で手術した後の術後の経過が悪くて、寂しく、病院で亡くなったのだ。

その悲しみを未だに忘れることは出来ない。

私の枕元で生まれ、私を無条件に愛してくれた犬。
他の誰よりも私が一番と思ってくれた彼。
鍵を開けて外出したり、電話に出たりした、とんでもないプードル。

彼が死んで、お葬式を出した数日後、大雪が降った。
狭い庭に降りしきる雪を見て、ふらふらと外に出て雪玉を作っていると、夫も出てきて、無言のまま、二人で雪だるまを作った。
自分でも驚くくらい大きな雪だるまが出来て、何日も融け残って、庭にあった。

この時季に雪の便りを聞くと、あの日のことを思い出す。

愛するものが去っていくのを見送る辛さを、それから何回も味わうことになった。
父も、母も、逝ってしまった。

彼らを見送ることによって、分かったことがある。
彼らは逝ってしまったが、消え去ったわけではないということ・・・
私の中では、彼らは未だに失ったものではない。

私は、毎日、彼らに相談し、彼らに文句を云い、感謝の言葉をかけている。
彼らは何も云ってはくれないし、見えるわけでもないが、私にはその笑みと温もりが感じられるのだ。
私が生きている限り、彼らもまた、生きている。

前置胎盤と言う難産で、死んで生まれた私は、死を怖れる子供だった。
そのことを考えると、体が硬直するような気がしたものだ。
でも、今は、愛し、信じられるものがあれば、人は予定された未来を怖がらずに済むのではと思う。

触ることも抱きしめることも出来ないけれど、11年前に逝ってしまった犬は、今でも私の大切な愛するもの。
死は愛を別つことは出来ない。

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