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2004.12.21

専業主夫はどうかな?

今朝いつもどおり、切込隊長のブログに出かけて、「ニート」についてのエントリーを読んだ。
前回の「ニート」への「無業者や引き籠もりに関して」(ノビイズム氏)「ニート」(aiueoaiueo氏)」からのトラックバックも読んだ。

私は「ニート」と「美は人のものにあらず」と言う文章を最近書いたのだが、そこで言いたかったのは、まさにこのことなのだ。
たぶん、彼らの親世代は、今の世の中では勝ち組なのだろう。
彼らは「良いもの」を生まれながらに知っている。
ここで言う「良いもの」とは社会的な地位、(高価で)美味な食料・着心地の良い衣服・立派な家・高い学歴などだが・・・
そういうものにしか価値がないと教え込まれている。
だが、自分がその「良い物」を手に入れる手段を知らない。
そういうものを手に入れられない自分は、「良い物」じゃないと思い込んでいるように見える。

今年、多くの災害が起こり、その「良い物」を失った人が大勢いる。
(そういう人を引き合いに出すのは失礼なのかもしれないが、少し、勘弁していただいて・・・)
彼らは、一生懸命働き「良い物」を手に入れてきたはずだ。
だが、そうやって手に入れた「良い物」は、一瞬に消え去ってしまった。
それも、文句の言い様の無い自然災害によって・・・
彼らの挫折感や彼らの無力感は、ニートな人々の比ではない。
もちろん、それにより生きていけなくなる人もいるかもしれない。
だが、多くの人は、その災害の中から自分を立て直し、また、世に出て動き始めるはずだ。
彼らとニートな人々の違いはそこにある。
その違いはどこから生まれるかと言うと、自分の足で踏みしめて来た大地を知っているかどうかだ。

そんなことは百も承知、それでも出て行けない。
頭の中ではすべてを理解している。
だが、身体が付いていかない。
失敗の経験に固まって、一歩も出せない、俺をどうにかしてくれ。
そういう人がニートなようだ。
つまり、彼らは男として要求される社会的な役割に適応できないのではないか?

ニートのままで、何とか生きていける道はないかとこの前から考えていたのだが・・・
今朝、ふっと思った。
彼らが女性なら、きっと、良い花嫁候補として、縁談が山ほど降ってくるだろう。
学歴もあり、身元もしっかりしていて、良い物に精通していながら、すれていない。
社会に出てバリバリやると言うタイプではないが、お稽古事をしながら、家を守って、子供をきちんと育ててくれる。
そんな奥さんになりそうだと評価されるだろう。
ただ、男性だと言うだけで評価されないのはいかがなものか?

一部のニートは主夫としてやっていけるのではないか?
他人と張り合って世に出るのが苦手と言うだけで、彼らに能力がないということではない。
それなら、無理に会社勤めをしようとせずに、家にいて役立つ技能を習ったらどうか?
ただ、家に居るのではなく、家のことをしているのなら、立派な職業だ。
多くの瑣末な家事をすることになるが、出世競争はしなくて済む。
それに、挫折した痛みを知っているなら、子供に出世するための努力を要求しないだろう。
次の時代の子供の育成のためにも、かなり、良さそうだ。

この場合、社会がそういう形態を結婚のひとつの理想的な形として認めるというコンセンサスがまず必要。

実は女性が社会に出て、男性と同じように働くときに、その伴侶は専業主婦に近い人のほうが理想的だ。
男が女を養うのが男たるものの甲斐性などと言う前世紀の古い観念が残り、社会進出した女性が三高を狙ったりするから、世の中は「負け犬」が増え「少子化」する。
結婚する前は自分よりバリバリ働いている人に魅力を感じるかもしれないが、夫にそういう人を選ぶのはどうかと思う。
すべての家事が同じように働いている自分に降りかかっても平気、やってやるさと言う人なら別だが、自分のキャリアを捨てたくなければ、すぐ離婚と言うことになる。
働きたい女性に必要な夫は自分をサポートしてくれる男性なのだ。

働くことの好きな女性は働く。
とりあえず、産休制度があればキャリアを失わずに女性も子供を産めるし、その後、その子を夫が看る。
そういう夫がいれば、子供も産みたい、でも、働きたいという女性にとっても朗報だ。
女性も誰かを養うくらいの気概が無ければ、男性の領域に踏み込んではいけなかったのだ。
そこに以前なら入れた男性を、結果として締め出したのだから。


次に、現状の問題として、女性の社会進出の道は出来ているが、男性の家庭進出の道はまだ開かれていない。
まず、専業主夫になりたい男性のための修養の場が必要だ。
いろんな能力のある人間が、ゲームに人生を費やすのは社会の損失。
ゲームは人生の彩(いろどり)のひとつ、それを人生にしてはもったいない。

以上、ニートな人(男性に限る)には、そういう選択肢もあるというひとつの提案。
お茶碗一つ洗うのにも男性としてのプライドが邪魔するような人なら、まあ、「そのプライドに見合うだけの収入を得られるように、働け!」と言うしかないが・・・

それにしても、52万人もいるんじゃ・・・養える女性はそんなにいないだろうなあ。
ほとんどの女性の給与は夫子を養えるほどではない。ここにも改革が必要。
ジェンダーレスな教育がこの状況を生み出しているのだから、それを支える社会制度を作るのは当然なんだけど。


c-rawumber
よろしく!

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