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2004.12.05

声の力

夜中、風の音に目を覚まして、
――なんだか、家が揺れているような気がする・・・

時計を見ると三時。
起きて、お湯を飲んで寝ようと思ったのですが、なぜか胸騒ぎがして寝付けません。

――もしかして?!

雨の中サッシを開けて、ベランダを覗くと、排水溝が詰っていたのか、もう少しで家に流れ込むほどに雨水が溜まっていました。
前にも一度、そういうことがあったのです。
風に叩きつけられる雨に濡れながら、排水溝を掃除して、パジャマを着替えてベッドに入ると、それまでの胸騒ぎが嘘のように消えて、朝までぐっすり眠れました。

二度目に寝たのは4時過ぎだったのですが、なんとか、7時に起きて、今日の生け込みの準備。

今日は朝から町民会館の会場装花の生け込み。
1000人入るホールでお迎えするのは女優の市原悦子さんです。

ホンワカとした感じの市原さん、どんな花にしようかと考えていたのですが、花束は白とピンクにして、会場の花はオレンジと赤と黄にしました。
あの方にはそういう色も似合いそうです。
デルフィニウムの青を挿し色にして・・・出来上がり!

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生け込みの後、一度家に戻り、花束を持って、再びホールへ。
花束を預けた後、長蛇の列の最後尾に雨に濡れながら並びました。
今日は袖ではなく席でゆっくりと拝聴したかったの。
席は自由席、もう、後ろから三列目しか空いていません。

――こんな高いところからステージを見るのは初めて。

幕が開いて花をチェック。
反省点も多々ありましたが・・・
嬉しいことに市原さんのお召し物とデルフィニウムが同じ色(ロイヤルブルー)でした。
市原さんはとても色の白い若々しく綺麗な方でした。

幼少時代から女優になるまでと仕事への姿勢などのお話を聞きながら、ああ、この方もやはり選ばれてしまったんだなと密かに納得。
他の何かになりたいと思ったこともないそうです。

話の流れで、尊敬できる人を探し、何かに憧れて生きることが大切と仰いました。
この前の齋藤孝氏も同じようなことを・・・やはり、市原さんも今の世の在り方について考えていらっしゃるのではと、私は感じたのですが・・・

一芸に秀でているような人はその一芸により社会への洞察を深めます。
そういう人たちは一様に今の世の中に危機感を感じているのでしょう。

――あの語り口、素敵だったなあ。

とても、上品で、まるで皇室の方のお話を聞いているようでした。
物語は声に出して読み上げると、別の力を発揮します。
声は素晴らしい表現のツールなのだと、あの方の声を聞きながら実感。

今日も良い日でした。

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