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2004.12.24

クリスマスに思う――存在と不在

今日はクリスマスイブ。

キリスト生誕を星によって知り、その導きでイエスの生誕を迎えるために、ガスパール、メルキオール、バルタザールら博士達は、そろそろベツレヘムに近づいている。

彼らは旧約聖書に書かれていた神の子の生誕を祝うために東方からやって来た。

彼らはヘロデ王に接見し、聞いた。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか?」

それを聞いたヘロデ王は、自分の存在を脅かす者が生まれたのを知った。

2004年前の明日の朝(未明)、博士達は粗末な馬小屋で生まれたばかりのキリストを拝み、黄金、乳香(香料)、没薬(高価な薬)を贈る。

黄金はキリストの王権への敬意、乳香はキリストの神性への敬意、没薬(死体の保存に使われていた)はキリストの死の予兆。
生まれた瞬間にキリストの生涯を象徴する物が捧げられたのだ。

人としてのキリストの生涯は苦しみに満ちている。
人に裏切られ、嫉まれ、貶められ、無残な最期を迎えた。
そのことにより、人類は救済されるはずだったのだが・・・

今、多くの人間がキリストのような人生を送り、キリストのような最後を迎えている。
キリストの人生が神による救済のための試練なら、民の試練は何のためなのか?

キリストが救うはずだったユダヤ人は、未だにキリストを拒否している。
かつてはあの二つの川の流域の争いだったものが、いまや、世界に飛び火している。
神の存在こそが彼の国々の不幸だ。

華やかなイルミネーションや、溢れる物、便利で豊かな生活。
かつての憧れを手にしながら、幸せではない民族に、神はいない。
神(信じ、重んじ、恐れるもの)の不在こそが、この国の不幸だ。

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